戸惑いながらのお米生活2ヶ月目
リブレを初めて装着して、このブログを始めるにあたり「お米生活」というのを始めました。
私がここで「お米生活」とするのは、管理栄養士の柏原ゆきよさんが提唱する、お米を中心とした食生活のことです。いわゆる「和食」の「一汁一菜」の献立で、更にお米とおかずを6:4の割り合いで食べるというものです。糖質制限が広まっている昨今の感覚からすると驚くお米の量です。私も最初に書籍を読んだ時、「そんなまさか!」と思いました。ですが、YouTubeでいくつか動画を見て、「良いかもしれない」と思うようになりました。
一度減らしすぎた体重を戻し、貧弱な筋肉を鍛えようと思い、食生活を見直すことにしました。一応炭水化物、タンパク質、脂質を中心に、ビタミンとミネラルを摂る食生活はしてたと思うのですが、糖質制限が体に良いと思いつつ実行できない、ような状態だったので、主食の米は朝と夜に100gくらい。昼食はパスタ、粉物(お好み焼き、ホットケーキ)、そば・うどん・そうめんが中心でした。パンはほぼ食べず。
土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』も読んで憧れていたので、お米中心の一汁一菜の食生活を、是非始めてみようと思いました。
最初の2週間で発芽玄米ともち麦をまぜたものを毎食200g前後食べるようになり(1日の目安が2合で、3食だと1食220g)、お通じが大分改善して喜んでいました。ですが、5月後半に血糖値の詳しい検査を受け、自分の糖代謝はうまく機能していないことが分かり、炭水化物が少し怖くなってしまいました。
それで一時200g食べていたお米を120gに減らしたところ、200g食べていたころとあまり変わらない血糖値上昇だったため、それならやっぱりしっかり食べよう、と160g→180gとまた少しずつ増やしています。
現在はこのお米生活に加え、IBS(過敏性腸症候群)に対処すべく低FODMAP生活をしています。お米生活+低FODMAP+血糖値スパイクを防ぎたい、ということで、食生活に大分制限が加わっています。
糖尿病や低血糖についての書籍を読むと、低炭水化物生活をすすめるものも多く、心が乱れています。ですが、もう少し信じて続けてみたいところです。今月に入って有酸素運動と筋肉トレーニングの頻度が増えたので、筋肉をつける上でも炭水化物をしっかり摂りたい気持ちがあります。様子をみてもう少し続けます。
初めてのリブレ装着登山(標高差400m)
3ヶ月ぶりに登山に行きました。近所の3時間以内で終了の小さな山です。標高差約400m。リブレを装着して登山するのが初めてなので、登山の間、どのように血糖値が変動するか興味津々で出発しました。
朝食で血糖値スパイクを起こして慌てて水を飲んでしまう
スタートは朝食による血糖値スパイクでした。
駐車場に車を置き登山口まで歩いている間に、なかなか上昇してしまいました。すでに気温が高かったので、脱水を起こしているかと不安になり、水を多めに飲んでしまいました。これは登山としてはちょっと失敗でした。結局大丈夫でしたが、体調によってはトイレに行きたくて辛くなっていたかと。
普段の生活なら脱水による高血糖だと思えば、水を少し多めにとるのは問題ないですが、トイレのない登山の場合は急に水分をとらないようにするなど工夫が必要だなあと気づきました。なので、登山中の血糖上昇の場合は慌てずに水を飲みすぎないようにしようと思いました。
登山中は血糖値が85〜105の範囲で安定する
血糖値を測定するようになってから、今までで一番安定した血糖値を経験しました。駐車場から歩き始めて40分ほどで最初の行動食、その30分後、その30分後の3回捕食をしましたが、歩きながら、もしくは食べたらすぐ歩き始めたため、血糖値が急上昇することはなく、かつ低血糖になることもなく、非常に血糖値が安定していました。3時間以内の短いコースなので、腰をかけて休んだのが2回だけなのもあるかもしれません。
2年前から始めた登山ですが、本当に山を歩いている時間が大好きでたまらないのですけど、この血糖値の安定さがもしかしたら魅力の一つだったのかもしれません。血糖値という概念を知らずとも、体はこの状態を欲していたのかも、なんて考えてしまいました。
昼食後に再びスパイク・なかなか下がらず
血糖値の安定を楽しんだ登山でしたが、帰宅後本当は山頂で食べようと思っていたお弁当を食べ、疲れていたため昼食後のウォーキングをさぼって昼寝に突入。目が覚めると部屋は暑く軽く脱水を感じ、計測すると150越え。
私の部屋は非常に暑くなりやすいので夏は脱水状態を頻発しますが、それにしても油断しました。
登山は登山の最中は血糖値を安定できますが、疲れのためにその後の食後の運動ができないというデメリットもあるんだなあと感じました。これは今後の運動でインスリン抵抗性が下がっていくことを期待するしかありません。
体を動かしている間は血糖値が急上昇しないことを実感
今日の登山の収穫は、登山中は血糖値が急上昇しないことを経験できたことです。起床時にこれだけ血糖値が安定していたのは、血液検査のため朝ご飯を絶食していた時以外なかったです。
この日もスパイクしちゃいましたが…。
このようになるべく血糖値の上昇を抑えることができれば、おそらくインスリンの分泌が減る。すると、インスリンが分泌されすぎた時に起こる低血糖を抑えることができるのでは?
私の見事な低血糖のグラフはこちらの記事で。
私は現在筋肉量が標準よりもかなり(2kg以上)少ないので、恐らくそのためインスリン抵抗性が高く、インスリンの効きが悪いためになかなか血糖が下がりません。筋肉はすぐには増えないので、筋肉を増やす努力をしつつ、インスリン抵抗性が高い現在は食後の有酸素運動によってなるべく血糖値を上げないように時間をかけて努力したらいいのでは?と思います。
問題は、今梅雨であること。明日からはまた雨が続くので、どうするか悩みます。1mmの雨なら全然歩けますが、2mm以上だとちょっと抵抗があります。エアロバイクの購入をちょっと検討しています。
副腎疲労という病気はない?
「副腎疲労」という言葉を知っていろいろ調べてみた私ですが、一つ疑問がありました。YouTube等で副腎疲労を解説する医師がいない。解説しているのは主に管理栄養士。またYouTube動画の解説では引用文献・参考文献が表示されないので、何を根拠に話しているのかもわかりません。
少し調べてみると、「副腎疲労」は医学用語ではないということがわかりました。でも、そもそも「医学用語ではない」ということはどういうことかも、少し調べようと思います。
自称副腎疲労の人
2019年9月 "副腎疲労症候群"にかかる人たち|大阪・梅田の太融寺町谷口医院 谷口恭のマンスリーレポート
著者の医院に自分は副腎疲労症候群だという女性が受診したが、その女性は仕事で全国を飛び回り、海外旅行やゴルフを楽しんでいることから、筆者は医学的な介入が必要な疲労があるとは思えないと考え伝えたら、怒って去っていったというエピソード、副腎疲労と診断されて内服ステロイドを処方されている女性のエピソードなどがあります。
同じ方の別の記事です。私は医療従事者ではないので最後まで読めません。
副腎疲労という医学用語は存在しない
こちらの記事にありますが、「副腎疲労」「副腎疲労症候群」という言葉は医学用語ではないとのことです。医学用語でない場合はあまり信頼できない病名ということになると思うのですが、では医学用語はどこで定義されているのか、疑問に思いました。
この記事で紹介されている以下の文献も、そのうち読めたらなと思います。
We are tired of 'adrenal fatigue'
Adrenal fatigue does not exist: a systematic review
Is adrenal fatigue "real"? - Harvard Health
疾病、傷害及び死因の統計分類
国として認められている病名としては、この「疾病、傷害及び死因の統計分類」のなのかなと思います。どう読めばよいかはわかっていませんが、とりあえず「基本分類表」というエクセルファイルにない病名は、日本で病名として認められていない、のかな?いつか詳しく調べられたらと思います。
疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)
上記の「疾病、傷害及び死因の統計分類」はWHO(世界保健機関)で定めている「疾病及び関連保健問題の国際統計分類:International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems(ICD)」という分類に準拠しているそうです。
「ICD-11 Browser」というリンクから、病名の検索ができます。ここで表示されている病気が、WHOで認められている病気で、それ以外は認められていない、ということになるのでしょう。「副腎疲労」「adrenal fatigue」はこのような公的なものに分類されていないということですね。
私の「副腎疲労」への態度
私は「副腎疲労」というものが実際にあるかどうかについては、半分信じていて、半分信じていません。数冊書籍を読みましたが、まず診断するのが難しいと感じます。唾液検査でコルチゾール濃度を調べるというものがあるようですが、「この値だと副腎疲労です」という明確な数値が設定されていないようです。また、身近な医療機関で診断・治療ができないため、診断と治療法の確立された病気だと信じるのは難しいです。
しかし、副腎疲労の症状とされるもののリストを読むと、非常に自分に当てはまっており(小学生・中学生当時の自分に特によく当てはまる)、この症状がなくなって欲しいので、こういう状態があり、対処法があると信じたいところがあります。
もともと私はあまり健康に気を遣う生活を送ってはいなかったものの、早寝早起き、腹八分目、野菜とタンパク質をしっかり摂る自炊中心、お菓子の暴食もなし、であまり不摂生はしていないと思っていたのですが、平均的な人より圧倒的に体力がなく、疲れやすいと感じる人生でした。なので「副腎疲労」の概念を知った時、もしかして私にも体力と気力に満ちた人生を送れるのでは?という希望を持ちました。
最近は、私の問題は体の血糖値コントロールの不調にあるのだと考えるようになったので、あまり副腎疲労に注目はしなくなりましたが、そもそも血糖値が心身の健康に影響するということを知ったのは副腎疲労という概念を知ったおかげなので、その点で副腎疲労を知って良かったと思っています。また、副腎疲労の本にある食事療法やその他の生活習慣の改善が普通に健康に良さそうなので、今後も大いに参考にすると思います。
副腎疲労というものを知ったきっかけ
私はすごく元気でいろいろ活動できる、という期間が人生の中であまりありませんでした。小学生のころから学校を休みがちでした。なのに、目立った病気はしたことがない。一番大きな病気が小学校中学年のころの気管支喘息で、中学生の時に最後の発作があった後は喘息も治りました。
なんで私は周りの人より活動できないのだろう、と特にこの1年の活動のできなさに悩んでいましたが、YouTubeでなんとなく見つけた動画から「副腎疲労」というものを知りました。
コーヒーへの依存は副腎疲労が原因?
コーヒーなどのカフェインを含む飲みものを飲まなくなって1年。YouTubeをだらだら見ていた時に、この動画に出会いました。そもそも、なんで私は12歳からコーヒーが手放せなかったのだろう、という疑問があったのでサムネイルを見て興味が沸きました。
コーヒーをやめられない根本原因は「副腎疲労」だから、ということが紹介されていました。コーヒー飲みならず甘いものも止められないというのも自分に当てはまりました。こちらの動画で紹介されている対処法は以下の3つでした。
副腎疲労というものがあるのを知ったので、情報を集め始めました。
副腎疲労によって低血糖状態になる?
こちらの動画にて、「副腎疲労による夜間低血糖」ということを知りました。夜間に低血糖状態になると、アドレナリンが分泌され、血糖値を上げるようになっていること、そして夜間にアドレナリンが分泌されると、以下のような症状が出るとのことでした。
- 夜中に何度も目が覚める
- 歯軋り
- 起床時に体に力が入っている 首・肩のこり
これを知り、子供のころから歯軋りがあり、夜中も起きてしまう、起床時は体がガチガチなことが多い私は夜間に低血糖を起こしているのか?と思うようになりました。
私の心身の不調は低血糖が原因?
こちらの動画で低血糖になると起きる症状として紹介されていたのが以下の5点でした。
- 甘いものが大好き、早食い
- イライラしやすい(心の病気と考え精神科を受診する人も)
- 夜中に起きてしまう、悪夢、体がこわばっている
- 朝に食欲がない
- とにかく疲れやすい
こちらの4の朝に食欲がない、以外は全て当てはまっているので、私は低血糖になっていると思いました。その原因が副腎疲労ということなのだろうか…?と思うようになりました。
とりあえずこれらの動画で対処法として共通して紹介されていたものが、甘くない間食(捕食)を取る、というものだったので、そちらを実行するようになりました。
それと同時に、「副腎疲労」「低血糖」について情報を集めるようになりました。
自分が糖尿病の可能性が非常に高いと分かってからの数日間
先日受けた糖負荷試験により、私は近い将来糖尿病と診断される可能性が非常に高いことがわかりました。
こちらの記事に書きましたが、1度血糖値が糖尿病型と出ると、再検査にて血糖値かヘモグロビンA1cの1つでも糖尿病型であれば、糖尿病と診断されるそうです。
私は今のところ空腹時血糖値とヘモグロビンA1cは正常型ですが、負荷後2時間血糖値がばっちり糖尿病型であり、今までのリブレでの血糖値測定をしてきて知った自分の血糖値変動からも、次回の検査でも200mg/dLを出す予感しかしないため、私が糖尿病と診断されるのは時間の問題だという気がしています。
私はもともと糖尿病を疑って検査を受けたのではなく、機能性低血糖を診断してもらおうと検査を受けて、このような結果となりました。正直、寝耳に水でした。リブレで2週間測定した時も、最高で血糖値は170。普段の食事は高くても140以下に抑えられており、普段はもっと低かったので、まさか、と思いました。
- 「もしかしたら糖尿病かも?」と思ったカンジダ症
- 診断の前から糖尿病患者として生活することに決める
- 血糖自己測定をやってみる
- 前向きな気持ちと落ち込む気持ちの繰り返し
- 糖尿病とは無縁の人への嫉妬
- 糖尿病の有名人を調べる
- 糖尿病の疑いがあることを人に話す
「もしかしたら糖尿病かも?」と思ったカンジダ症
実は数ヶ月前に糖尿病かもしれない、と疑ったことがあります。それは陰部がカンジダ症になったこと。陰部の痒みから皮膚科に受診したところ、そう診断されました。塗り薬で良くなったのですが、ネットで調べてみたら、カンジダ症を発症する女性で、糖尿病が見つかったという体験談が複数見つかったのです。私もその可能性があるのかなーと思いつつ、それ以外の兆候が無かったので糖尿病を積極的に調べる気にはなりませんでした。
ただ、このことで糖尿病の診断目前ということを受け入れやすくはなったと思います。「やっぱりそうだったか」という気持ちもあります。
診断の前から糖尿病患者として生活することに決める
ということで、この検査結果から、糖尿病の方と同じ生活を送ることに決めました。診断されてないのに極端かもしれませんが、そう考えることで、血糖値コントロールの悪化や合併症の予防を積極的にしていきたいです。
そもそも、低血糖症や副腎疲労の回復のための生活と糖尿病患者の生活はほとんど同じ(カロリー計算、間食・捕食については違いがあるかも)に近いので、今まで通りの生活を送れば良いので、将来のリスクを考えれば、そのように生活したいと思います。
具体的には甘いものは避けるのが基本、朝昼晩の3食、タンパク質・脂質・炭水化物のバランスの取れた食事、適度な運動などです。甘いものを積極的に摂らないというのは、そもそもそういう生活を送りたいと昔から思っていたので、ほとんど抵抗がないのが楽です。
血糖自己測定をやってみる
今後リブレだけで血糖値を測るとなると莫大な費用がかかるので、血糖自己測定もやってみたいなあと医師に相談したところ、リブレのリーダーを病院からレンタルすることになりました。
SMBGはself-measurement of blood glucoseの略です。
自分で購入するのは、血を出すための針と、血糖測定電極というもの。
薬局で購入しました。
アルコール綿を使って消毒し、初めて自分で血液を使って血糖値を測定してみました。一つ目は電極の差し方がおかしく、失敗しました…。消耗品安くないのに!とほほです。
針をさして血を出すので痛いのかと思ってましたが、ほぼ痛みを感じませんでした。リブレリンクより10高く出ましたが、リブレリンクは10分遅れの値と聞きますね。病院でやるように言われたのではなく、自主的に使用することにしたので、やり方とかを教わらず、YouTubeを見てやってみました。
購入した薬局では、処方箋での購入の場合は針などの回収をしているのですが、自費で買った場合は回収していないと言われました。次の通院時に病院で回収していないか聞き、ダメなら市町村に問い合わせなくてはいけません。
前向きな気持ちと落ち込む気持ちの繰り返し
検査結果が出てからは、結構落ち込みました。やはり一生治らない病気になったと思うと、今後健康的な生活が送れないかもしれないということへの不安が募ります。家族にはグループLINEで伝えました。
診断前から糖尿病患者としての生活を送ることにして、積極的に食事や運動を工夫していこうと前向きに思ったりしても、血糖値が食後、運動後、シャワーの後に急上昇しているのを見ると、自分が糖尿病の合併症になった姿を想像し、涙が出そうになったり、気持ちの浮き沈みが大きかったです。
ただ、激しく落ち込むのはだいたい血糖値がぐんぐん下がっている時というのがはっきりしています。そもそも、血糖値について詳しくなったからこそ、血糖値の上下で気持ちの上下があり、それは自分の気合が足りないせいとかではなく、体のホルモンによって気持ちが左右されているということが分かるようになりました。体が気持ちを支配しているのであれば、その落ち込みも仕方がない。捕食をして血糖値を安定させれば良い、など、少しずつ気持ちへの対処もできるようになりました。
糖尿病とは無縁の人への嫉妬
落ち込む中で自分でもやっかいだと思ったのが、血糖値コントロールがうまくいっている人への嫉妬です。日本では現在6人に1人が糖尿病もしくは予備軍とのことですが、それ以外の5人が羨ましくなってしまうのです。とことん落ち込んでいる時、糖尿病の恐れがない家族に対してまで、「私の気持ちをわかってもらえない!」と思い込むことがありました。健康な人と話したくないとも思いました。
食べるものだって本当は気をつけずに食べられたら幸せだろうにと考えたり。
ただ、これらはどうしようもないことで、その5人の人より自分が恵まれていることもあるだろうし、身体に気をつけないことが本当の幸せとも限らない。なんでもかんでも食べることだけが幸せでもない。今の状態でも楽しく生きていければ、他人と比較しなくても良くなるはず、と考え直すようにしました。
他人との比較・嫉妬も血糖値が下がっている時に起こったので、アドレナリンやノルアドレナリンの影響なのだと思います。こういう気持ちにはなるべくなりたくないので、やはりそれらが分泌されないように、血糖値コントロールを頑張ろう、という気持ちになります。
糖尿病の有名人を調べる
糖尿病の疑いは一人で抱えるには大きな荷物です。糖尿病を患っても元気で楽しく生きている人がいないものか、体験談とかないかなあと探してみました。
最初に見つけたのは森永卓郎さん。糖尿病だったのか!という驚きと、糖尿病を患いながらも本の執筆やメディアへの出演などこなしていると知ると、なんとか付き合いながらやっていける気がしてきます。この本も読みましたが、食事と運動でいろいろな数値もかなりよくなっているとのことで、勇気づけられます。
その他の有名人だと、室井佑月さんも糖尿病だとのこと。全然知りませんでした。室井さんも常にメディアに出ている方なので、糖尿病を抱えながら活動されている方がいる、と身近に感じられます。
糖尿病の疑いがあることを人に話す
とあるお店にて、無料でいただける飲み物のリストがカフェイン飲料と甘いジュースだけだった時、飲めないものばかりなので、と断ったところ、「ダイエットとかですか?」と聞かれたため、顔見知りの営業さんだったのもあり、「実は糖尿病かもしれないとわかったので…」と話しました。
すると、その営業さんのおじいさんは糖尿病だったとのこと。私は親戚にも知り合いにも糖尿病の人がいません。なので、やはり身近にもいるんだなあと思い、今の不安の一つは一人でこのことを抱えていることだと気づきました。診断がおりないと糖尿病友の会のようなところには入れませんが、予備軍とでも言われれば仲間探しができたらいいなと思います。
何をもって糖尿病と診断されるのかを知る
先日、保険外の検査である、5時間の糖負荷試験を受けました。
機能性低血糖があるかを調べるつもりでしたが、確かに低血糖であることも間違いなさそうですが、それ以上に私は糖尿病の可能性が非常に高いことがわかりました。
医師にはそうは言われていません。この糖負荷試験の2時間後の結果が「糖尿病型」だ、とだけ言われました。この「糖尿病型」とはなんでしょうか。
血液検査の4つの値
こちらの本の特に48〜49ページの「糖尿病の診断のための検査」の項目を参考にさせていただきました。
糖尿病と診断するために用いられる、血液検査での血糖値が以下の3つになります。
- 空腹時血糖値
- 負荷後2時間血糖値
- 随時血糖値
以上の血糖値に加え、ヘモグロビンA1c(HbA1c)という過去1〜2ヶ月の血糖の状態がわかる値も診断に用いられます。
上記4つの値のみで糖尿病と診断されるわけではなく、症状の有無等を考慮した上で診断されるようですが、それぞれ「糖尿病型」とされる基準値があります。
同日に血糖値とヘモグロビンA1cのどちらも糖尿病型であれば、初回検査で糖尿病と診断されるとのことです。血糖値だけ、ヘモグロビンA1cだけ糖尿病型の場合は、再検査を行いどれか1つでも糖尿病型であれば、糖尿病と診断されるそうです。
私の検査結果
私の2023年5月の空腹時血糖値、負荷後2時間血糖値、ヘモグロビンA1cは以下の通りです。
負荷後2時間血糖値が糖尿病型ということになりました。と、いうことは、次の検査で以上の値のどれか一つでも糖尿病型に当てはまれば、私は糖尿病ということになります。
あまり糖尿病について考えてこなかった身にとっては、なかなか衝撃的な結果でした。
この結果が出てから、心の揺れ動きが大きかったので、そのことについては次の記事で。
【5時間の糖負荷試験体験談】2時間後の血糖値200、そして低血糖で冷や汗
自分は低血糖症ではないか?と疑い、リブレという血糖値を測定する機器を購入し実際に測定してみて、ますます低血糖症の疑いが強くなったので、地元の糖尿病内科で5時間の糖負荷試験を受けることにしました。
こちらの本を読み、自分は低血糖症の可能性が高いと考えるようになりました。
糖負荷試験とは?
75gのブドウ糖を含んだ炭酸飲料を飲み、通常2時間までの血糖値を測定するものです。私は機能性低血糖であるかどうかを知りたかったので、自費で5時間の糖負荷試験を受けました。お会計2万円ちょっと也。
通常、健康診断で空腹時血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という数値が正常値を超えた人が、再検査で受け、糖尿病の診断をするのに受ける検査ではないかと思います。その場合は2時間の試験になり、保険が適応されます。
私は糖尿病についてはあまり考えずに受けました。
血糖値の急上昇
こちらが私の検査結果です。最高血糖値は90分後の213、2時間後は200でした。
この検査結果についてはこちらの記事に書きました。
まず、75gのブドウ糖の含まれる炭酸飲料を飲みました。おそらく「トレーランG液75g」というものでした。ものすごく甘いので、飲むと気持ち悪くなる人が多いようですが、私は甘いものが大好きなのもあり、最後まで美味しく飲みました。甘い飲み物は普段ほぼ飲まないので、久しぶりの甘い飲み物でした。
私の受診した病院では、留置針を用いての採血でしたが、低血糖症の参考にした書籍ではこのやり方ではインスリン計測値が正しく測れないと書いており、賛否両論あるようです。とりあえず毎回針を刺すことなく、採血されました。
30分ごとに採血し、採血が終わったらリブレで測定していましたが、血糖値が一気に急上昇し、なかなか下がらないのでこのとき「私は糖尿病だったのか?」と思いました。それはともかく、検査後にもらった上記の数値が、リブレとほぼ近い値だったので、リブレへの信頼感が高まりました。
血糖値50以下の低血糖状態で、ブドウ糖を摂る
3時間半までは順調に採血をしていましたが、4時間目の採血の前のリブレで、70以下の低血糖になっていました。特に低血糖の症状は出ていませんでしたが、採血してくださる看護師の方に一応そのことを報告したところ、採血の際に少量の血液を取り、その場でリブレでの血液検査をしたところ、50と出ました。症状が出ていないなら検査は続行とのことでしたが、ひどい症状が出たら検査は中止とのことでした。
それからしばらくしてなんとなくふらふらしだし、暑くもないのに汗が大量に出てきました。看護師さんは医師からは冷や汗が出たら中止と言われていたようですが、このままだとどうなるかも知りたかったので4時間半までは検査をしてもらいましたが、最後の30分はベッドに寝かせてもらい、だらだらと全身に汗をかいていました。ズボンがぐっしょり濡れてしまいました。4時間30分後ではリブレの血液検査で40と出、私も流石に体調が激しく悪くなってきたので中止となりました。
中止になり、看護師さんにもらった粉末のブドウ糖20g(10gずつの包装でした)を水で飲みました。それから10分はぐったりしていましたが、10分後にはリブレで80、20分後には150まで上がり、ほとんど問題のない体調に戻りました。本当に血糖値で体調は左右されるのが分かった体験でした。
検査を終えての診察
検査結果の解説をされ、今回の結果からとある病気が疑われるため、血液を検査に出し、その結果を次の診察で聞くことになりました。そのことについては後日。
また検査結果については次の記事で詳しく書きます。とりあえず、糖負荷試験の体験談でした
記事を書きました。