自分が糖尿病の可能性が非常に高いと分かってからの数日間

先日受けた糖負荷試験により、私は近い将来糖尿病と診断される可能性が非常に高いことがわかりました。

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こちらの記事に書きましたが、1度血糖値が糖尿病型と出ると、再検査にて血糖値かヘモグロビンA1cの1つでも糖尿病型であれば、糖尿病と診断されるそうです。

私は今のところ空腹時血糖値ヘモグロビンA1cは正常型ですが、負荷後2時間血糖値がばっちり糖尿病型であり、今までのリブレでの血糖値測定をしてきて知った自分の血糖値変動からも、次回の検査でも200mg/dLを出す予感しかしないため、私が糖尿病と診断されるのは時間の問題だという気がしています。

私はもともと糖尿病を疑って検査を受けたのではなく、機能性低血糖を診断してもらおうと検査を受けて、このような結果となりました。正直、寝耳に水でした。リブレで2週間測定した時も、最高で血糖値は170。普段の食事は高くても140以下に抑えられており、普段はもっと低かったので、まさか、と思いました。

「もしかしたら糖尿病かも?」と思ったカンジダ

実は数ヶ月前に糖尿病かもしれない、と疑ったことがあります。それは陰部がカンジダ症になったこと。陰部の痒みから皮膚科に受診したところ、そう診断されました。塗り薬で良くなったのですが、ネットで調べてみたら、カンジダ症を発症する女性で、糖尿病が見つかったという体験談が複数見つかったのです。私もその可能性があるのかなーと思いつつ、それ以外の兆候が無かったので糖尿病を積極的に調べる気にはなりませんでした。

ただ、このことで糖尿病の診断目前ということを受け入れやすくはなったと思います。「やっぱりそうだったか」という気持ちもあります。

診断の前から糖尿病患者として生活することに決める

ということで、この検査結果から、糖尿病の方と同じ生活を送ることに決めました。診断されてないのに極端かもしれませんが、そう考えることで、血糖値コントロールの悪化や合併症の予防を積極的にしていきたいです。

そもそも、低血糖症や副腎疲労の回復のための生活と糖尿病患者の生活はほとんど同じ(カロリー計算、間食・捕食については違いがあるかも)に近いので、今まで通りの生活を送れば良いので、将来のリスクを考えれば、そのように生活したいと思います。

具体的には甘いものは避けるのが基本、朝昼晩の3食、タンパク質・脂質・炭水化物のバランスの取れた食事、適度な運動などです。甘いものを積極的に摂らないというのは、そもそもそういう生活を送りたいと昔から思っていたので、ほとんど抵抗がないのが楽です。

血糖自己測定をやってみる

今後リブレだけで血糖値を測るとなると莫大な費用がかかるので、血糖自己測定もやってみたいなあと医師に相談したところ、リブレのリーダーを病院からレンタルすることになりました。

www.myfreestyle.jp

SMBGはself-measurement of blood glucoseの略です。

自分で購入するのは、血を出すための針と、血糖測定電極というもの。

www.kusurinomadoguchi.com

薬局で購入しました。

アルコール綿を使って消毒し、初めて自分で血液を使って血糖値を測定してみました。一つ目は電極の差し方がおかしく、失敗しました…。消耗品安くないのに!とほほです。

針をさして血を出すので痛いのかと思ってましたが、ほぼ痛みを感じませんでした。リブレリンクより10高く出ましたが、リブレリンクは10分遅れの値と聞きますね。病院でやるように言われたのではなく、自主的に使用することにしたので、やり方とかを教わらず、YouTubeを見てやってみました。


www.youtube.com

購入した薬局では、処方箋での購入の場合は針などの回収をしているのですが、自費で買った場合は回収していないと言われました。次の通院時に病院で回収していないか聞き、ダメなら市町村に問い合わせなくてはいけません。

前向きな気持ちと落ち込む気持ちの繰り返し

検査結果が出てからは、結構落ち込みました。やはり一生治らない病気になったと思うと、今後健康的な生活が送れないかもしれないということへの不安が募ります。家族にはグループLINEで伝えました。

診断前から糖尿病患者としての生活を送ることにして、積極的に食事や運動を工夫していこうと前向きに思ったりしても、血糖値が食後、運動後、シャワーの後に急上昇しているのを見ると、自分が糖尿病の合併症になった姿を想像し、涙が出そうになったり、気持ちの浮き沈みが大きかったです。

ただ、激しく落ち込むのはだいたい血糖値がぐんぐん下がっている時というのがはっきりしています。そもそも、血糖値について詳しくなったからこそ、血糖値の上下で気持ちの上下があり、それは自分の気合が足りないせいとかではなく、体のホルモンによって気持ちが左右されているということが分かるようになりました。体が気持ちを支配しているのであれば、その落ち込みも仕方がない。捕食をして血糖値を安定させれば良い、など、少しずつ気持ちへの対処もできるようになりました。

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糖尿病とは無縁の人への嫉妬

落ち込む中で自分でもやっかいだと思ったのが、血糖値コントロールがうまくいっている人への嫉妬です。日本では現在6人に1人が糖尿病もしくは予備軍とのことですが、それ以外の5人が羨ましくなってしまうのです。とことん落ち込んでいる時、糖尿病の恐れがない家族に対してまで、「私の気持ちをわかってもらえない!」と思い込むことがありました。健康な人と話したくないとも思いました。

食べるものだって本当は気をつけずに食べられたら幸せだろうにと考えたり。

ただ、これらはどうしようもないことで、その5人の人より自分が恵まれていることもあるだろうし、身体に気をつけないことが本当の幸せとも限らない。なんでもかんでも食べることだけが幸せでもない。今の状態でも楽しく生きていければ、他人と比較しなくても良くなるはず、と考え直すようにしました。

他人との比較・嫉妬も血糖値が下がっている時に起こったので、アドレナリンやノルアドレナリンの影響なのだと思います。こういう気持ちにはなるべくなりたくないので、やはりそれらが分泌されないように、血糖値コントロールを頑張ろう、という気持ちになります。

糖尿病の有名人を調べる

糖尿病の疑いは一人で抱えるには大きな荷物です。糖尿病を患っても元気で楽しく生きている人がいないものか、体験談とかないかなあと探してみました。

最初に見つけたのは森永卓郎さん。糖尿病だったのか!という驚きと、糖尿病を患いながらも本の執筆やメディアへの出演などこなしていると知ると、なんとか付き合いながらやっていける気がしてきます。この本も読みましたが、食事と運動でいろいろな数値もかなりよくなっているとのことで、勇気づけられます。

その他の有名人だと、室井佑月さんも糖尿病だとのこと。全然知りませんでした。室井さんも常にメディアに出ている方なので、糖尿病を抱えながら活動されている方がいる、と身近に感じられます。

fujinkoron.jp

糖尿病の疑いがあることを人に話す

とあるお店にて、無料でいただける飲み物のリストがカフェイン飲料と甘いジュースだけだった時、飲めないものばかりなので、と断ったところ、「ダイエットとかですか?」と聞かれたため、顔見知りの営業さんだったのもあり、「実は糖尿病かもしれないとわかったので…」と話しました。

すると、その営業さんのおじいさんは糖尿病だったとのこと。私は親戚にも知り合いにも糖尿病の人がいません。なので、やはり身近にもいるんだなあと思い、今の不安の一つは一人でこのことを抱えていることだと気づきました。診断がおりないと糖尿病友の会のようなところには入れませんが、予備軍とでも言われれば仲間探しができたらいいなと思います。