2週間リブレで血糖値を測ってみたら、心身の不調の予測ができるようになってきた

2023年になるまで自分の不調に血糖値が関係すると考えたことがなかったのですが、副腎疲労という概念を知り、その中で夜間の低血糖が私の不調を招いている気がしたので、「FreeStyleリブレ」という血糖値の変化を計測する機器を2週間装着し、自分の血糖値の変動を観察してみました。

装着したこと、リブレについてはこちらの記事にまとめています。

yuri-fl.hatenablog.com

この記事では、2週間リブレで血糖値を測ってみてのまとめをしたいと思います。

目次

 

低血糖で具合が悪くなることを確認

2週間の血糖値測定をした結果、低血糖状態になると身体も心もしんどくなることが明確になりました。だるくてやる気が起きず、ベッドから起き上がれない時にリブレで測定すると血糖値が70以下になっている、ということが何度かありました。

また、ある夕方ちょっと落ち込むことがあった時、いつも以上にマイナス思考がぐるぐる頭の中を駆け巡ったので、測定するとやはり血糖値が70以下になっていました。

今まで体がだるかったり、マイナス思考が延々と続いてしまうのは、自分の根性のなさと思考の下手さだと思っていましたが、精神論ではなく実際に血液中に糖が少なくエネルギーが足りていない状態だったり、血糖値が下がることにより分泌されるアドレナリンやノルアドレナリンなどのホルモンによって気持ちが上下することも分かり、かなりほっとしました。血糖値のコントロールが上手くなれば、それらの不快感から解放される可能性が出てきたからです。

日中の血糖値の上下を抑えると、夜間の血糖値も落ち着く

日中の低血糖はもちろん、夜間の低血糖もリブレ装着により明確になりました。夜間低血糖の症状としては、夜間に起きてしまう(夜間頻尿など)、歯軋り、悪夢、朝起きると全身疲れている、等ですが、わたしはこれがほぼ当てはまっています。夜間低血糖が起きているかどうかを確かめるのがリブレの装着の一番の動機だったと言っても過言ではありません。結果、実際に夜間に血糖値が何度も70以下になっていることが確認できました。

ネット上の情報ですが、日中の血糖値が上がり下がりするのをなるべく減らす(上がりすぎたり下がりすぎたりしないようにする)と、夜間の血糖値も落ち着くというのを読んだり聞いたりして、実際に変動を抑える生活を心がけました。結果、測定開始から6日目の夜に夜間の低血糖は無くなり、その後もありませんでした。

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ただ、夜間に70を切ることは無くなっても、夜間に急激に血糖値が下がることがあれば、下がっている間にどうやらアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されるのか、血糖値がぐっと上がるタイミングがあり、その時にトイレに起きる、ということがありました。これに関してはどう防ぐのかまだ分かりません。

捕食でだるさや気分の落ち込みを防ぐ

リブレで血糖値の測定をしたことで低血糖状態でどのような症状が出るのか分かったので、次はその予防です。副腎疲労及び低血糖症の予防としては「捕食」「間食」が重要だとする書籍等の情報が多いため、これを実践しました。おにぎり、さつまいも、オートミールで作ったマグケーキ等を試しました。私の場合、オートミールのマグケーキをナッツ類の後に食べると、血糖値スパイクが起こらず、ゆるやかに血糖値を上げてくれることが分かったので、これを朝(起床が早く朝食まで時間が空く)・午前・午後に食べるようにしたところ、激しい不調が減りました。逆にこの捕食を摂らない場合、不調が現れました。

捕食に関してはやめ時が不明です。私が調べた限り、もし私が副腎疲労低血糖症に当てはまるのだとしたら、少なくても2年間は治癒にかかるようなので、2年間は捕食を常に摂るようになるかもしれません。これに関しては定期的にリブレを装着し、捕食を食べた時とと食べていない時で血糖値の変動がどう変わるかを測定する必要があるかと思います。

2週間の結論

私の心身の不具合は、血糖値の変動によって起こっている可能性が高いと分かったため、今後元気に生きていくには、血糖値に気をつけていこうと思います。できる工夫としては以下3点です。

  • 血糖値を急激に上げない献立で1日3食食べる
  • 血糖値が下がりすぎないように、下がりやすい時間の前に捕食をする
  • もし落ち込んだり怒りが湧いた場合、低血糖によるホルモン分泌(アドレナリンとノルアドレナリン)の影響ではないか検討する

2週間で体調が万全になったわけではありませんが、いろいろ腑に落ちたことが多いため、この生活を続けていき、定期的にリブレにて血糖値を測定して経過を観察していこうと思います。

感想

2週間、自分の血糖値の変動を見るのが面白かったです。理科の実験のようと言いますか。どのような食品を、どのように食べると、どのように血糖値が変動するのか?を常に気をつけた2週間でした。

一方、2週間の後半では、今後リブレを装着しないと血糖値の変動が見えなくなる不安を感じました。低血糖になっているかどうかを確認する手段がなくなるわけです。ですが、実際2週間が終わった時は、「もうこまめに血糖値を測らなくて良い!」という開放感が大きかったです。常に血糖値にしばられるのもなかなかしんどいです。

注意

リブレは正しくは血糖値ではなく間質液のグルコース値を測るものです。ですが、血糖値と相関する値なので、ここではリブレで測定された値を血糖値の動きとして考えています。